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「何から学べば良いか分からない」を解消する「5つの習得サイクル」とは?

新しいことを始めようとする人から、よく耳にする言葉があります。
「何を勉強すればいいか分からない」という一言です。
僕は、この言葉を聞く度に、日本の教育への不満を思い起こします。
「自分で考える力」が育っていないことを、思い知らされるからです。

自分で考える力を持つ人は「何を勉強すればいいか謎」という状況になりません。
どんな学問であれ、どんな実学であれ、間違いなく口にしません。
なぜなら、人間がどうやって知識やスキルを習得するか、理解しているからです。
人間が知識を習得する方法を、身につけているからです。

日本の教育では、根本の思考力について何1つとして教えてくれません。
教えてくれないどころか、何の訓練も教育課程で提供されません。
まず知るべきは「どうやって人間が新しいスキル」を習得しているかです。
全ての知識やスキルは、異なる方法で習得されるわけではないのです。
基本的には、それぞれ共通の流れで、習得可能です。

スキル習得は、基本的に5つの段階を経て、脳に定着します。
情報収集 → 簡易理解 → 実践経験 → 相互理解 → 情報定着の5段階です。
一見、難しそうに見えますが、そんなことはありません。
自分で何か学んだ方は、経験しているのではないでしょうか。

順番に、流れとして説明していきましょう。

何か学ぼうとしたら、みなさんは、何から始めますか?
まずすべきことは、対象についての情報をかき集めることです。
インプットが無ければ、アプトプットもできません。
大量の「情報収集」から、全てははじまります。

情報を集めたら、調べ、学び、簡易的に理解していきます。
分からない単語や、情報を徹底的に知る過程を辿ります。
ただ、まだ上辺だけしか理解できないでしょう。
焦る必要はありません。
「簡易理解」の段階では、上部だけ知っていれば十分です。
少し大変かもしれませんが、情報収集することで、基本的な概念を理解できます。

情報が増えて来たら、必要になるのが「実践経験」です。
対象のスキルを、自分でも挑戦してみます。
完全に見よう見まねなので、失敗することもあるでしょう。
何かリスクを伴うものであれば、手に負える範囲で行うべきです。
小さな失敗を繰り返し、少しずつ経験を積んでいきます。

ここまで来たら、ちょっとずつ習得の兆しが見え始めます。
実践で経験していく中で、徐々に理解が深まってくるのです。
深まってくる、というより、情報が経験によって裏付けされる、といった感覚でしょうか。
実際の行動と、見聞きした情報が、相互関係で理解できるイメージです。

「あれは、こういう意味だったのか」
「意味を間違って覚えていたかもしれない」

上辺だけでしか理解していなかった情報の定着を、実感できるでしょう。
こうして、徐々に経験と情報収集を重ねて、スキルが「定着」します。

僕自身が、Web開発スキルを習得した時がまさに良い例です。
最初は右も左も分からなかったので、とにかく情報を集めました。
自分が「関係ありそう」と判断したものは、連鎖的に調べていました。

何か単語を調べれば、次の不明点が生まれます。
新しく生まれた不明点を調べ、さらに関連情報を調べていきます。
Web開発に関連しそうな情報を判断し、徹底的に調べました。

正直、最初は、全く分かりませんでした。
言葉を聞いて、うっすら理解はしても、深くは分かりません。
さすがに「何を情報収集していいか分からない」とは口にしませんでした。
自分の判断で探し、片っ端から調べていくだけなのですから。

次に、調べながらWebを作ってみました。
すると、集めた情報が経験と繋がって理解が深まったのです。
理解が不十分であったり、間違った解釈をしていた箇所も分かっていきます。

集めた情報の中には、見当違いなものもありました。
まったくジャンルの違う情報も、たくさん集めていたことに気づきます。
ただ、それらが無駄かと言えば、そうではありません。
Web開発に直接的には無関係な情報も、相互的に理解出来たからです。
余分に思える情報にも、相関関係は存在します。
だからこそ、最初の情報収集で、網に引っかかってきたのです。

あとは、実践と情報収集、簡易理解の繰り返しです。
学ぶことそのものに慣れると、徐々に成長も早くなってきました。
こうして、Web開発技術を習得していったのです。

後に、他のあらゆることが、同じ方法で習得出来ることを知りました。

記憶をたどると、共感出来る方も多いのではないでしょうか。
誰もが、生きている間に何かを習得しながら生きています。
特に自分が好きなことや趣味などであれば、より思い当たる節もあるはずです。

ゲームが好きな人は、ゲームの方法はどうやって学びましたか?
スポーツが好きな人は、どうやってスポーツを学びましたか?
皆、何かしらを習得して、今まで生きてきたはずです。

大抵、今お話した5つのステップを辿り、人はスキルを習得します。
僕たちは、この5つのステップを「5つの習得サイクル」と呼んでいます。

学び方なんて、ふたを開けてみれば単純。
情報収集して片っ端から浅く理解したら、実践を交えて深く理解する。
誰もが答えを知り、体感していることです。
体系化されて無いから見えてこないだけです。

流れとして認識出来れば、後は簡単です。
もう「何を勉強していいか分からない」ことはありません。

習得サイクルは、何度も、高速で回すことが大切です。
習得する回数を増やすにつれて、徐々に慣れてくるでしょう。
新しいことを習得する際、より高速にスキル習得できるようになるのです。
スキル習得そのものにも、熟練度が存在します。

日本の教育は、勉強方法そのものに関しては無頓着です。
知識も、勉強方法も、伝統行事のように提供しているところがほとんど。
新しいスキル習得そのものに不慣れな人が増えても仕方ありません。

勉強の仕方なんて、本来、自分で考えた方が良いのです。
だって、性格は人それぞれなのですから。
人には個性や癖が存在し、自分に最も合う方法論が存在します。
誰かに教えてもらって勉強したところで、合わないことが多いのです。
基本的なサイクルだけ理解し、詳細は自分でカスタマイズすべきです。

自分にとって、より効果的な習得方法を作り出すこと。
自分に最も適切な覚え方を探し出して、身につけること。

独自の習得方法を発見し、身に付けることが、後々、効率的です。

実際、こうしたスキル習得は、事業を作る時にも役立ちます。
誰かが成功した方法論で挑戦しても、失敗することは多々あります。
その手段で成功した人とは、性格も、個性も、向き不向きもまったく異なるからです。
誰もが同じ方法で成功できるなんてことはありません。

だからこそ、クオンカレッジβテストでは「考える力そのもの」を促進させます。
論理的思考やデザイン思考を取り入れ、自分で創造する力を訓練します。
もちろん、基本的なことは全て、お伝えします。
ただし、大枠を理解したら、あとは自分の思考力次第です。
どんな技術を手に入れても、思考が出来ていなければ、力を発揮できません。
枠組みや規範に囚われず、新しい概念から事業を作る手段こそ重要です。
思考や考え方を徹底的に訓練することで、何倍も技術を有効活用できるでしょう。

特にWeb開発やデザインは、思考が出来ていなければ、半分も価値を活用できません。
技術だけではなく、デザイン思考や論理的思考力を徹底的に訓練すべきです。

大半の人が、黙っていても「与えられる」社会で、生きてきたはずです。
特に、日本であれば、なおさらその傾向が強いのではないでしょうか。
しかし、充実した状況と引き換えに、根底の思考を育てる機会を喪失してきました。

学校や会社以外で、何かに挑戦した人であれば、思考は育つでしょう。
しかし、規範の上で生きてくれば、思考を育てる機会を逃していることが大半です。
固定観念や既成概念、そして与えられたもので、生活出来てしまうからです。
だからこそ今、徹底的に思考を学ぶ必要性があるのです。

2020年から、義務教育ではアクティブ・ラーニングという考え方も取り入れられます。
2020年以降の世代では、自分で考える力を持つ人も、数多く生まれるでしょう。

徐々に社会は変わり、社会全体が思考することの重要性に気付きつつあります。
これからの社会は、いかに自分で思考し答えを出すかが、勝負をわけていきます。
金銭的な格差も、社会的な格差も、思考力の差が生み出すものです。

圧倒的な思考力獲得に向けて、訓練してみてください。
もし環境が必要なのであれば、クオンカレッジβテストが助けになります。
クオンカレッジβテストでは、思考の重要性を技術に取り入れ提供します。

1人で訓練したら、3年かかるかもしれません。
しかし、環境があれば、1年に短縮できます。
より、人生の時間を消費することなく、思考力と技術を手に入れることが出来ます。
1人では難しいことも、成し遂げることが出来るでしょう。
クオンカレッジβテストは、本質的な人の力を育てる場所でもあるのです。

もし、少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一度、話を聞いてみてください。
僕たちは、みなさんが最上の思考力と技術を身につけられるよう、最大限、支援させて頂きます。

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