公開記事

クリエイターや起業家を育て、 たくさんの挑戦や事業が生まれる。
そんな仕組みを持った村。

最初は小さく。事業アイディアは「2段階」進化してからが本番。

事業を作る際に「このアイディアは素晴らしい!」と閃いたとします。
ただ、ほとんどの場合、1つめの閃きは、成果をあげずに終わります。
あくまでも最初の閃きは、きっかけでしかありません。
仮説検証と改善を繰り返し、研磨していくものと考える必要があります。

さて、なぜでしょうか?

先日、ある事業の立ち上げをお手伝いした時のお話です。
最初に思い浮かんだアイディアに、皆、嬉々として取り組んでいました。
これは間違いない、時代にあっていると、成功する気満々でした。

しかし、ユーザーに提供し、仮説を検証すると共に、ベクトル変更をすることになりました。
自分たちが想定していた仮説と、実際の反応が、乖離していたからです。
色々試しながら、試行錯誤した結果、根本的な発想がずれていることが分かりました。

同時に、最初のアイディアを試した結果、さらに生まれた案がありました。
実際に試して見ることで、たくさんの発見を手に入れたのです。

では、この案を試してみようということで、簡易的にプロダクトを作りました。
2つ目の案には、ユーザーも期待通りの反応が返ってきました。
これはいけると皆、改めて団結し、プロジェクトに臨みました。

ただ、そう上手くはいかないものです。
ここでも、問題につまずきました。
サービス自体が、わかりづらいという問題です。
仕組みそのものがわかりづらく、理解までに時間が必要だったのです。

ここでもまた、プロダクトの大きな変更を余儀なくされました。
しかし、最初の改善よりは、小さな改善ですみました。
わかりずらいのであれば、わかりやすくすれば良いからです。
結果、機能をシンプルに削ぎ落とすことで、ようやく公開に行き着きました。

最初、素晴らしい案が思い浮かんだ時、誰もが盲信してしまうものです。
こんなアイディアであれば、きっと素晴らしい事業になる。
誰もが、そんな想いを抱いて、挑戦します。

ところが、本当に良いアイディアになるのは、さらに向こうなのです。
実際にアイディアを試し、結果を検証したあとで、本当に素晴らしい案となります。
多くの場合、最初に生まれたアイディアは、ユーザーの意見が反映されていません。
実際の顧客が、どのように感じるかを、最も意識する必要があります。

最良の案になるのは、顧客の声を理解してからです。
何が求められているかを、実際テストすることで知り、反映してからです。
その上で、より使いやすく、好まれる形にブラッシュアップすることが大切です。

基本的に、最初に生まれたアイディアから、2段階の掘り下げが必要だと考えましょう。
実際にテストしてユーザーについて把握、好まれる方向性の検証と、ブラッシュアップ。
よりユーザーに寄り添うことで、本当の意味で形になるアイディアが生まれます。

こうした過程を経ていく中で、意識すべきことがあります。
最初から、プロダクトを作り込み過ぎない、ということです。
最低限、顧客が望んでいる問題を、解決する内容であれば良いのです。

スタート時点において、作り込み過ぎても、無駄な労力となる可能性が高いでしょう。
最初のプロダクトは、いつでも壊しても良いくらい、ざっくり作ることが大切です。
むしろ、実際のユーザーニーズをテストすることに、意識を置くべきです。
ユーザーのニーズをテストし、細かい希望を把握してから作り込んでも遅くはありません。

日本社会においては、最初から完璧であることが、求められがちです。
それでは、実際にニーズも把握できないまま、直感で大きな労力をかけることになります。
いくら事前に情報を調べたとしても、それは机上の空論でしかありません。
実際の結果は、何にせよ、挑戦して見るまでわからないのです。
事前調査からの仮説は、あくまで気休めであると思った方が妥当です。

1つめのアイディアから完璧を求める必要はありません。
2度、3度と試していくうちに、答えが見えてくるのです。
作りながら、運用しながら精度を高めていくことが、最も効率的な事業開発です。
もっとも重要な箇所だけ、しっかりしていれば、あとは進めながらで大丈夫です。
完璧であることを、捨てましょう。
常に実践を繰り返しながら、その中で学んだことを、最速で反映すること。
最初にいかに作りこむかではなく、スピード感を持って改善する方が大切です。

アイディアは、さらに先があります。
決して、プロダクトに完璧という言葉はありません。
完成という言葉は、どこまで行っても存在しません。
常に仮説検証と改善によって、進化していくものだと意識しましょう。
特に最初は大きな変更が多々あるものだと、考えましょう。
どこまで行っても常に、プロダクトを目指すことが大切です。

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