公開記事

クリエイターや起業家を育て、 たくさんの挑戦や事業が生まれる。
そんな仕組みを持った村。

世界中の問題を「事業で解決」して旅をする。romeという生き方。

以前「遊び」の延長線上で、行なっていた活動がありました。

rome(ローム)と呼んでいた遊びは、事業作りのトレーニングでありエクササイズでもあります。
romeとは英語で、あてもなく放浪するとか、ぶらつく、と言った意味を持ちます。
ローミングサービスという言葉がありますが、ローミングはロームの現在分詞形ですね。

挑戦する方法は簡単で、たった3つのステップに分けられています。
流れ自体は簡単なので、みなさんも、ぜひ試してみてください。

  • どこでも良いので、うろうろする。
  • なんでも良いので、問題を発見する。
  • 問題を解決する仕組みを作ってお金を得る。

以上の3ステップを1週間で行います。
そして週末に、それぞれの活動を報告しあうのです。
1日1善の進化版と言っても良いかもしれませんね。

問題を解決する仕組みを作ったら、また次の問題を探します。
これを、永遠と繰り返すのです。
上手くいけば、1ヶ月で4つの仕組みが生まれますね。

その活動を行なっていた当時は、ただただ楽しみながら動いていました。

街を歩いて、ゴミが落ちているエリアにゴミがなくなる仕組みを考えたり。
その時考えたのは、宣伝したいお店のユニフォームを来てゴミ拾いをすること。
ゴミ拾いを5分すると、お店から数ドル入る仕組みです。
イメージ向上を狙って、いくらかのお店がプロジェクトに参加してくれました。

両親がほんの1時間だけ子供を見てもらいたい時、子供を預かる仕組みを考えたり。
Webアプリを経由して依頼すると、近所の人が1時間だけ来てくれるようにしました。
一律料金にして、手数料を抜き、報酬を月末に振り込むことにしました。
もちろん、エリア限定で規模は小さいものでしたが。

こんな感じの試行錯誤を、毎週、挑戦していたのです。
遊びにしては、大掛かりな気もしますが、正直遊びの延長でした。
ほんの小遣い稼ぎと一緒に、人助けが出来るので楽しかったのです。
今思えば、それらは事業作りと意味は同じだったのだと思います。

時間が立って成長し、皆、大人になりました。
ところが、大人になってもやっていることは、当時の延長です。
舞台が広がり、少し規模が大きくなっただけでした。

アメリカとフィリピン、シンガポール、そして日本。
色々な場所で仕事をしましたが、やっていることは同じです。
困っている人を見つけ、事業アイディアで解決する。
実現したいことや成し遂げたいことがあれば、事業で実現する。
romeという遊びで事業を知ったからこそ、事業に対して「遊ぶように」という言葉を使います。

世界を巡り、問題を見つけ、事業で解決して周る。

1つ、僕たちが、おすすめするライフスタイルであり、生き方をご紹介します。
クオンカレッジβテストを通じて実現したい試みでもあります。

例えば、自分自身が世界中を、旅をしていたとします。
たくさんの場所に行き、たくさんの価値観に触れ、面白いものをたくさん見ているとします。
きっと、そんな生き方は、多くの人が一度はやってみたい!なんて思うかもしれませんね。

旅の途中、何か困っている人たちに出会ったとしましょう。

例えば、日本語を勉強したいけど、学校は高いしアプリはわかりづらい、といったような。
そこで、わかりやすく日本語が学べる動画サイトを作ることにしたとします。

実際に困っている人から、何がわかりづらいのかを聞き、内容と仕組みを精査します。

問題を深く理解したら動画の上手い構成と機能を想像してみましょう。
そして、すぐに、ホテルに戻り、パソコンを開き、撮影を行います。

翌日、テスト版を配信してみるとしましょう。
もし相手がよろこんでくれたら、更に大勢の人に届け始めるべきです。

結果的に、2ドルの月額会員サービスとしてリリース。
1ヶ月後には500名、使ってくれるなんてことも有りえます。
月額10万円前後、手に入れられるようになり、また旅を続けられますね。

方法とスキルさえ持っていれば、こうして困っている人を助けながら、生きていけるのです。
作ったサービスを誰かに運営してもらいたいと思えば、売却しても良いでしょう。

いつ、自分が解決出来る問題に出会えるかなんて、予測できません。

ビーチで寝ている時かもしれませんし、プールで泳いでいる時かもしれません。
見渡す限りのオーロラにインスピレーションを受けるかもしれません。
夜景を後ろに、ワインを飲んでいる時かもしれません。

とにかく、見つけた機会を、すぐに知識とスキルで実現してしまえば良いのです。

会社に縛られないとか、自由に生きたいとか、そういった次元は軽く越えます。
縛られないであるとか、自由であるとか、そんなものは、あって当然の日常になります。

自分自身が助けたい人や、社会の改善したい問題、数々の不満や不便。
世の中の隙間を、少しずつ埋めながら旅をして、生きていく。

そんな生き方や、事業の作り方も、間違いなく社会にとって大切な活動なのです。
自分の作ったサービスで喜んでくれる人がいるのであれば、こんなに有意義なことはありません。

クオンカレッジβテストはromeの文化を取り入れて作られている。

今回、クオンカレッジβテストをスタートしたのは、romeという遊びの思い出が始まりでした。

世界のどこでも、自由自在に事業を作り出せること。
世界中にある数々の問題を、一人一人が事業で解決できるようになること。

そんな生き方や事業の在り方の実現をイメージして、立ち上げています。

とは言え、絶対に世界を旅すべき、というわけではありません。

日常の中に秘められた問題や、遭遇した困りごと。
そういった問題を、個人が事業で1つ1つ解決できれば、もっと生きやすい社会になるはずです。

何か困っている友人、なんとか解決する必要がある、両親の悩み事。
自分自身が悩んでいることや、もっと便利になって欲しいこと。
世界中に生きる一人一人が、目の前の問題を解決し、提供していけたら。

ごく一部の人の踏み込みを待つまでもなく、自分でワクワクする社会を作っていけるはずです。
むしろ、自分が遭遇した問題や悩みが全て、チャンスや機会に思えてくるのではないでしょうか。

慣れてくると、困難や問題に遭遇すると、チャンスに見えてくるものです。
どうやって解決すれば面白くなるかを、ワクワクしながら考えられます。
世の中には問題が多すぎるくらい多いので、考えるべきことは尽きません。

では、どうすればromeがやりやすくなりかと言えば、3つのスキルを身につけることでした。
具体的には「Web開発」「事業デザイン」「英会話」の3つです。
この3種類のスキルと知識を訓練し、身につけることによって、romeは容易くなります。

遊ぶことと事業を作り出すことの境目は、あやふやなもの。

romeを行なっていた当初、僕たちには全く「働いている」という感覚はありませんでした。
少し挑戦的な遊び方をしている、といった程度の感覚しか持ち合わせていなかったのです。
だからこそ、いざ事業を作るとなった時、仕事という感覚は存在しなかったのです。

日本に帰ってきて、はじめてromeのような活動が仕事であると理解しました。
そのギャップに戸惑い、もっと事業作りは楽しいものなはずだと、不思議に思っていました。

確かに、より巨大な組織に成長すれば、ただ遊ぶようなものとは言えないかもしれません。

より大きな挑戦をするのはワクワクしますし、成し遂げようとする旅路に、心が踊ります。

ただ、それが遊びという言葉で表現できるかと言えば、違うかなとは感じます。
違うのですが、感覚としては同じもので、より大きなワクワクすることを追い求めるだけです。

楽しい、ワクワクする、という点において、遊びも事業も、大きな違いはありません。
romeは、事業に対する体験を与え、仕事の価値観を変えてくれました。

romeをより実現しやすくするのは、スキルと知識です。
僕たちは当時、数人のチームで行いましたが、スキルセット次第で1人からでも可能です。

大抵の人は、見つけた問題を家に帰ってからじっくり考えようとします。
しかし、そのまま即座に事業化することができれば、これほど理想なことはありません。

日本社会において、事業を作ることは、それだけ大掛かりなことと認識されがちです。

確かに成長次第で大掛かりではあるのですが、立ち上げることはすぐに出来てしまいます。
待つまでもなく、深く考えることもなく、すぐさま仕掛けてしまえば良いのです。

やがて、マインドもスキルセットも成長したのなら。
その時は世界を変える挑戦へ、踏み込んでみればよいでしょう。
成長した先には、世界への挑戦状ですら、ワクワクできるようになっているはずです。

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